少年の未来(小説)少 年 の 未 来 ( 小 説 ) あの山を見る時一種の恐れと羨望がいつもあふれた。 穏やかな稜線を描いているあの山はそれはそれは 美しい光に包まれた山だった。 少年は田舎の小高い山村に生まれ純朴に育った。 少年は生まれてから今日までその山を何度 眺めてきたことだろうか。 母の背中でみた。父に手を引かれて見た山であった。 いつも少年とその山は心の中で対峙していた。 でもその山は恐怖のイメージで少年の心に しっかりと刻みこまれていた。 それは父からよくその山についての話を 聞かされていたことが原因であろう。 あの美しい眺めが嘘のように。 「あの山にはなあ、化け物がいるんだよ。」 「夜になるとなあいくつもの化け物でるんだよ。」 そういって父は、少年にその山の怖さを話した。 少年はその山に向かって叫んだことがある。 学校の帰り道に数人の友達みんなで大声で 叫んだことを思い出す。 みんないっせいに「お化け山ぁ~~~」といつも 少年たちは叫んだのであった。 その山は**県と++県の境界をまたいで聳え立つ その村のシンボルといってもいい山であった。 はい。ストップ!! 田舎を故郷にする人は、誰でも山に抱かれて 育ったのではないでしょうか? この少年の未来は、どう展開していくのでしょう。 この少年の未来は、あなたが綴って下さいね。 ジャンル別一覧
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